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別れのランチ Part2 [壮年期]

寿退職することになった女子社員を昼食に誘って御馳走したことが何度かあった。


二回目に選んだ女の子は、議員の娘さん。容姿的には美貌の部類に入る。が、議員の娘さんと聞いて交際を申し込む、度胸ある男は会社には少なく、婚期を逃しそうな状況にあった。

性格的にはプライドの強さと一途さが同居していた。彼女は、父の選挙に際して、長期休暇を取り、ウグイス嬢をやっていた。そのせいか、日焼けしにくい厚化粧がうまかった。


趣味は、ゴルフ。タバコも吸う。身に付けていたものはブランド高級品だらけ。いわゆるオヤジギャルタイプ。


職場で、この女性と数年間、毎日顔を合わせた。当時、彼女は会社の先輩と交際していたという噂があり、当人たちも乗り気となった時期があったようだったが、彼女の方で今一つ気が進まなかったようだった。


やがて、私は転勤、別の職場にて、彼女が、お父さんの部下と婚約したことを知った。
それまで彼女と二人きりで一度も会食したことはなかったが、最後の晩餐のつもりで、レストランでの昼食に誘った。毎日顔を合わせた数年間あり、互いに気心が知れていると思っていたからだ。


彼女の話しぶりから、彼女なりに、結婚相手に満足しているように見えた。私は、心の中に何か引っかかることがあることに気づいていたが、そのことにはずっとふれず、彼女も敢えて多くは語らず、彼女の結婚を祝い、その昔の職場の楽しい想い出話をして別れた。


それから数年後、偶然、Wikipediaにて、彼女が由緒ある豪族の末裔であることを知った。
彼女のプライドの強さ、一途さの根源を初めて知った。


「血が騒ぐ」という言葉どおり、彼女の父が紹介し彼女を射止めた男は、彼女にとって「血が騒ぐ」相手だったはずである。今頃は、やり手官僚の奥方として、マイク片手にどこかの候補の街宣車に乗り込んでおられるはずである。

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共通テーマ:恋愛・結婚

喫茶店の想い出 [壮年期]

会社近くのデパート街の仲通りに、その喫茶店はあった。


メニューは、チャーハン、スパゲテイ・ミートソース、中華丼、豚丼など。
食後のコーヒーとセットで700円くらい。

昼休み近くになると、職場を抜け出し、私はその店に何度も通った。


喫茶店のママさんは、デパートの高級品売り場にいそうなハイカラな雰囲気の人。

味は、一流レストラン並。
客層は、デパートの出入り業者が多かった。


ある時、食べ始めた後に
同じ会社の女性社員が私の後ろの席に
居ることに気がついた。


それから彼女の姿を毎日のように喫茶店で見かけるようになった。


彼女は、着席後、いつも
煙草を美味しそうに吸い
1時近くになるまで
時間ある限り、雑誌をむさぼるように読み
何本も煙草を吸った。


何か事情があり
誰にも邪魔されない空間を
必要としていたようだった。


ある時、喫茶店で一緒だった直後
会社の廊下で彼女と鉢合わせ
初めて驚いた顔をした。


彼女が店の常連客であり
ヘビースモーカーであることも知っていて
何事もなかった素振りで
軽く挨拶、その場を通り過ぎた。


その店はもうない。



ウェイトレス   竹内まりや
ttps://www.youtube.com/watch?v=Y1ROjWNRZnQ

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別れのランチ Part1 [壮年期]

同じ職場に、実家が比較的近所の、同期入社の女子社員がいた。


ご家族は皆さん良い人。母はそう言っていた。
彼女は、そこそこ美人。明るくて性格が大変良く、酒が滅法強いことで有名だった。社内恋愛の噂はまったく立たなかった。


私はというと、職場で年齢が近いことを除き、宴席以外で話すことはほとんどなかった。ほぼ二年毎に転勤したので、彼女とは次第に疎遠になった。
ある時、彼女の退職記念品の奉加帳が私の職場に回付、結婚おめでとうと廊下でひやかしたところ、彼女から、取引先の人と結婚が決まり、退職で故郷を離れることとなり、ついては、お昼を一緒に、とのお誘いを受けた。



私は、デパート近くのレストランに案内、食事しながら入社当時を振り返った。驚いたのは、私の中学時代の姿を覚えていたことだった。恥ずかしい気持ちになった。
食事の後、ある品物を、私の目利きで選んでほしいとのことなのでその店に付き合った。


別れ際の彼女は、結婚することを否定していはいないものの精神的にブルーなように見えた。


故郷を離れる前に、彼女は最後の想い出づくりを必要としたのだろう。

タグ:退職 寿 酒豪
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「北斗星」の想い出 [壮年期]

星座の北斗七星のことではない。


上野発札幌行の豪華寝台特急「北斗星」のことである。


一度だけ乗車したことがある。


上野で駅弁を買い、発車後、食べた。大宮までは明るかったが、それ以降は景色は一変。
函館あたりで日の出を迎え、長万部でカニ飯を買い、食べ終わった頃に札幌に着いた感じである。
展望車からの眺めは素晴らしかった。


北斗星の最後の運行は2015年3月13日。運行をやめてから3年が経過した。

概要はここで読める。



気に入っている画像のみ貼り付けておく。
いずれもこのDVD雑誌からの転載である。


北斗星.jpg


北斗星1.jpg


北斗星2.jpg


北斗星3.jpg


北斗星4.jpg


北斗星5.jpg



このDVD雑誌、お買い得な値段と思う。乗車記念と家族旅行の想い出の保存のつもりで購入させていただいた。

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東京タワー水族館の想い出 [壮年期]

東京に住んでいた方なら、東京タワー見物がてら一度は水族館にも立ち寄られたことと思う。
その東京タワー水族館が今月末で閉館になるそうだ。

 
【悲報】東京タワー水族館、閉館。
http://alfalfalfa.com/articles/231916.html



この水族館の良いところは、一等地にしては雰囲気が庶民的であったこと、退館した際に癒された気になったことだ。わくわくして水槽に見入る子供が多かったことを昨日の事のように覚えている。



当時はあまり熱帯魚に関心はなかったが、何度か通ううちに熱帯魚マニアになれそうな気がした。


東京タワー水族館
http://www.suizokukan.net/index.html




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この水族館は賃料未払いのために閉館に追い込まれたが、その一方で熱帯魚に関心がない人たちに熱帯魚に関心を持たせ、熱帯魚を飼う際の水槽内の植物のレイアウト、維持管理を含めいろいろなアイデアを提供してくれさながら熱帯魚飼育のためのショールームみたいな施設であったこと、水槽を見入る子供たちの表情が生き生きしていたことなど、こんな楽しい水族館があったことを忘れてはならないと思う。

タグ:熱帯魚
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