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3月10日は人生の分岐点の日となった [学生時代]

今日は3月10日。卒業式の日だった。


私は、この日のことを人生最大の分岐点だったと思っている。


登校直後、教室に入った後、教室を覗き込んだ幼馴染を見かけた。表情は明るかった。その後、目が合う都度涙顔になり、最後に私の前に立った幼馴染は目に一杯涙をためていた。赤い靴を履いていた。


私は、しばらく距離を置くつもりで、さようならと三度つぶやき、その場を去った。


脳裏には二人の女性がいた。
サラリーマンの娘さん、良家の娘さんがいた。どちらも美貌。どちらも私よりも生真面目。どちらか一人を選べと言われれば、普通は良家の人の方を選ぶ。
しかし、私は、簡単にそんなことはしたくない。自分の流儀ではない。
好きだったサラリーマンの娘さんとは、とにかくうまく行かず、別れを催促する手紙が来たので、催促どおり別れの返事を出した。乗りかえる手続きと条件は整っていても、気持ちの整理がついてこなかった。


そんなに簡単に恋心は電気スイッチのように変更がきかないのだ。


あの人が幼馴染であることもあり、想像以上に真剣であることを知り、悩んだ。
他の女の子なら気にならないことでも、幼馴染と付き合うこと、手を繋ぐだけでもとにかく勇気がいる。


幼馴染とは、互いに幼馴染だったことを知っていて付き合いたいと思っていた。
しかし、幼馴染の方はストレートで情熱的。そして、最初の出会いを知らない。


私は、最適解が見いだせず、卒業式の日に、二人の女性からしばらく遠ざかろうと決断したことが、その後の人生に大きな影響を与える結果となった。
少なくとも、卒業式の日に、たった一度一緒に遊んだ幼馴染であると告げておけば良かった、そうすれば幼馴染を悲しませることにはならなかった。
あの日、あの最後の瞬間に一言も発しなかったことが、自分だけでなく、幼馴染をを不幸にしてしまったことを、後悔している。


ただ、幼馴染は、幼馴染だと知って結婚しようと考えただろうか。
わからない。
それゆえ、あの時はあの時でとても言いにくいことだったのである。



寺井尚子(Naoko Terai)  Ave Maria /Caccini ( Vavilov )
ttps://www.youtube.com/watch?v=FCcZS3qrrGw&start_radio=1&list=RDFCcZS3qrrGw&t=31

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桂子ちゃんのこと [学生時代]

不本意ではあったが本命ではない大学に入学することとなった。


同じクラスとなった女の子の中に桂子ちゃんがいた。
彼女は、その苗字から名刀を創る由緒ある一族が住む地域の出身。


今年1年の無事祈り旭川で名刀の研ぎ初め
https://www.hokkaido-np.co.jp/movies/detail/5293048520001


上記試し斬りの動画に出てくるような、表情的にキリリとした顔立ちで作法的にもまともだった。


彼女は、宴会、学祭、クラスのイベント、決まって私の仲良しグループにくっついて行動。
写真を撮る時も、仲良しグループの一員として収まっていた。


入学した年の夏までは、そういう状態が続いた。


秋になり、異変が起きた。

セーターを着て登校したある日、彼女から交際らしきことを仄めかされた。彼女はずっと告白する事を我慢してきたように見えた。が、私は、恋も付き合いも3年間はしないつもりだった。


彼女は、私の中で何が起きているのか、わからないようだった。
どうしても消し去るべき人がいたことを説明しても理解されないことだった。

私は、彼女のことは気心が通じる人だと思っていた。だから彼女の前では素直に振る舞った。


ただ、出会いのタイミングが悪すぎた。数年後、激務が続きの仕事帰りに出会っていたなら、迷いなく交際していたような気がする。

彼女は、文学少女、そして才女。
目立つ美人、セクシーな女性でもない。が、絶対に間違いがない。自分から事を荒立てるようなことはしない穏やかな人。


彼女は私にふられたと思っているだろう。しかし、違う。
失意の連続で、心の準備ができておらず、交際するためのタイミングが整わなかっただけだった。

だから、もしかして会う機会があったら、食事する機会があったら、その事を話さずにはいられないのである。


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たった一言のせいで縁遠くなってしまった女性のこと [学生時代]

周囲の評価を気にしない人は
時に相手にもっとも辛辣な言葉を見つけ出し言ってはならない一言を発する。



そういう人には何を言っても無駄である。


意識しているかどうかは別として



一人の美貌の女性が目の前にいたとする。
その女性、もちろん美貌。スタイルも良い、頭の良い人だ。
育ちも申し分ない。


が、なぜか縁遠い。


誰も声をかけようとしない。



その女性について、女子高時代の噂を聞いたことがある。
相手を完全に打ちのめす言葉を吐いてしまったことがあったようだ。


その行為に尾ひれが付き、私も知ることになってしまった。

その女性は、言ってはならない言葉を語ってしまったようだ。



私は気がついている。
私と語り合った、彼女は二度とそういう言葉を吐かない人であることを
彼女は二度間違いを繰り返すほど、愚かでないことも。


が、もし仲が壊れてしまった場合
彼女は私に対して、言わないで済むことまで言うかもしれない。


なぜなら、その女性は
その時点時点で相手が生涯忘れない辛辣な言葉を見出すスキルがあるのだ。



別れが辛いのは、自分だけではない。
相手から見て最も辛辣な言葉を用意できる人と

なぜ交際しなくてはならないか。


私は答えが見つからず
同行し語りかけてくる
彼女の気持ちに薄々気がついていたものの


何も約束せず、彼女と地下鉄駅にて別れたのだった。

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雰囲気が物凄く良かった女の子の想い出 [学生時代]

転校してきたばかりの、女の子が近所に住んでいた。苗字は覚えているが名は知らない。
帰りのバスが一緒になり、向かい合わせで座って、同じ停留所で降りた。下車後、彼女はいつも小走りに自宅に向かった。


雰囲気が柔らかく、表情豊かな人だという印象だった。イメージ的には松田聖子のデビュー当時の雰囲気をナチュラルにした感じ。そう美人ではなく、そうセクシーでもなく、あまり知的そうでもない。が、それでいて雰囲気が柔らかく、話しかけやすかった女の子に見えた。滅多に出会えるものではないと思った。

ある時、同級生から交際をすすめられた。
冗談だと思って聞き流していると、同級生は、女の子の家庭のこと、お父さんの趣味のことなど、いろいろ話し出した。家中、鉄道模型で溢れているのだそうだ。私は吹き出してしまった。彼女が世間ずれしていない雰囲気なのは、お父さんの人柄によることは明らかだった。


しかし、どんなに薦められようと、私はまったく気乗りがしなかった。当時はぶりっ子ブームでどんな人なのか、わからなかったためだった。

好きな女の子が別にいて、成績が伸び悩んでいたこともあり、ゆとりはなかった。時々電話をかけてくる女の子と彼女が同じ高校だったこともあり、その女の子のことを無視したくもなかった。


それでも、こうして振り返ってみて、一言も話はしなかったが、良さそうな雰囲気の人だった。
彼女なら、いつか、ふさわしい人との出会いがあり、宝物のように大切にされ、きっと幸せな家庭を築いている。


たぶんそう思うのだ。



サティ: ジュ・トゥ・ヴ(あなたが欲しい)
https://www.youtube.com/watch?v=Q6uKG-Eu-1Y

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女の子が語った夢 [学生時代]

気になった女の子がいた。なんとなくうまく行きそうな気がしていることから、何度か声をかけ話をした。彼女にはあまり恋愛感情を抱いていない。
さんざん振り回した女の子がいたせいで、雰囲気的にうまく行きそうな女の子につい惹かれてしまうものなのだ。



その女の子が別の男と付き合っているという話を卒業式の数日後、知人から知らされた。

私は仕方がないことだと思った。別に付き合ったという関係ではないからだ。
彼女は進学先が内定しており、思い出づくりのための時間があった。
私は、スケジュール的に忙しく、彼女にかまっている時間はなかった。


そんな時に、偶然、街で二人連れで歩いている彼女を見つけた。

彼女は、私の目の前の見せる姿よりもずっと綺麗で魅力的だった。



負けたと思った。
私が通り過ぎたことに気づき、彼女は瞬間うつむき顔が真っ赤になりバツの悪そうな表情になった。


少なくとも彼女が私と居る時よりも数段綺麗に見えたこと、卒業式の日にある人の涙を見て、本当の自分の気持ちに気がついたことなどから、互いに別の道を歩むことになるだろうという趣旨の手紙を書いた。


ほどなく来た手紙には、彼女が考える将来設計的なことが繰り返し書いてあった。
私には、彼女の言葉の意味がまったく理解できなかった。


あれから数十年経ち、偶然、彼女が一人身であることを知った。
彼女なら、要領良くやりそうだと思ったのに。女心はわからないものだ。


Shenandoah - arr. James Erb




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