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婚礼のこと 小泉八雲短編集 [小説など]

婚礼の話と言うと目出度い話を思い浮かべる方が大部分と思う。

小泉八雲の「赤い婚礼」という短編では、現世で結ばれなかった、

若い男女の想いと悲劇的な結末を

視覚的に描いている。

小泉八雲 短編集 「赤い婚礼」テキスト文書
http://teabreakt.studio-web.net/7akaikonrei.pdf

フィクションに過ぎない話ではあるものの、一途に生きた人々、古い霊的な日本の叙情的風景が目に浮かぶようである。

さて、この短編の主人公の男女は、小学校時代の同級生である。

私にも、小学校1年、2年に、手をつないで一緒に登校した、同じクラスだった、直子ちゃんがいた。

三角屋根の大きな家に住み、やや小柄、ややハスキーボイスで、黒目が大きい、ボーイッシュな子だった。

私は、この短編集に出てくる女の子が、直子ちゃんに思えて仕方がなかった。

この短編集の話が、思いがけず、子供時代の記憶に、突き刺さってしまった感じなのだ。

もし、自分がその時代に生きていたら、どうなっていただろうと、ふと考え込んでしまうのである。

ただ、現実の直子ちゃんは、小学3年の春に転校してしまったので、互いに気にすることもなく済んことで、ほっとしているのだが…………………


きみ子のこと [小説など]

きみ子のことを書きたい。

と言っても実在する、きみ子、ではない。

でも、本当は、実在しそうな、きみ子、なのである。

小泉八雲の短編集に「きみ子」がある。

あらすじは書くまい。

小泉八雲 短編集 「きみ子」テキスト文書
http://teabreakt.studio-web.net/9kimiko.pdf

この話、霊的な世界が満ち溢れた
古き良き時代の日本では当たり前のように起きていたことだったような気がして読んでいる。

良縁を敢えて断り、好きな人から去り、行方知れずとなり、前触れなく現れ、現世への最後の伝言を託した、きみ子の姿に、私は涙すると同時に、一人の女性の姿を思い浮かべる…………

名は書くまい。

会わなくても、会えなくても、想いは通じているはずだ。

かくして、私は、そのひとの愛情の深さを知るのだ……………


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