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二種類の詩 [詩]

俳句の本で読んで覚えていることですが
すべてを書き過ぎない
たとえ募る想いであったとしても
寸止めすることが詩作のコツだと思っております


本当は告白するつもりですべてを書きたい
しかし、詩作上のテクニックとしてそうはならない


従って、詩は二種類存在します


一つはあくまで一般向けの詩として
もう一つは、詩集として贈られる予定の詩として

タグ:詩集
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「春よ、来い」  いつか送り届けたいもの [詩]

松任谷由美の「春よ、来い」という歌。


どんな歌なのか、深く考えたことがなかった。

最近になって、YOUTUBEで見て初めてどんな曲なのか詳細を知った。
簡単な言葉を使っているものの、季節感とダブらせた心情描写は見事。
詩としての完成度も高い。


春よ、来い  作詞 松任谷由実 
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=54908




記憶は
たった一度一緒に遊んだ幼馴染との出会い
から始まり
再開後の悲恋
その後に起きたたくさんのこと


どうしていつもすれ違いが続くのか
私は言葉が出ない


その人は
ここにいます
ひとり歩いています

涙をこらえ歌っている


私は
生涯の愛を以てひとり歩んだ
その人の想いに応えるため
書き溜めた中から
長く春を待ち望んだその人に
いつか
詩集を届けたいと思っている



【Cover】春よ、来い/松任谷由実 Haru Yo Koi/Yumi Matsutoya
https://www.youtube.com/watch?v=v-oX-iq3l0c


高校時代のあなたが歌っているような気がして繰り返し聞いています。
誰よりも清楚だった、あなたならこう歌ったことでしょう……

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放浪の夢 [詩]

勉学に明け暮れた高校時代
最も気に入ったキーワードは
「放浪の夢」だった


時間を気にすることなく
その日の気分に従い
あてもなく歩く


それ以上のことは思いつかなかった


そのちっぽけな夢は
その後どうなったか

普通は二度と思い出すことはない


流行り病みたいなものであるが


私は
いつまでも
捨てることはなかった

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詩集を読んだ想い出 [詩]

詩集を読んだ想い出


それは
誰にでもあることで
私にも起こるべくして起きた


生まれて初めての
挫折を味わい
私は
戸惑った


唯一、自分にできたこと
それは
時が過ぎるのを待ち
時が来るまでの間
詩集を読むことだった


あるときは図書館
あるときは喫茶店

詩集を読んだ


それから
幾度となく
春が訪れ
花が咲き
木の葉は色づき
冬の夜空にオリオンは瞬いた


詩の中にあった青春

それは今
書棚の奥で
長い眠りから醒めようとしている

タグ:青春 詩集
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嵯峨信之  小さな灯 [詩]

私の好きな詩人、嵯峨信之の詩を一つ紹介させていただく。

「小さな灯」という詩である。


一人一人の人生は
出会いの中で育まれ、向かい合い
肩を並べて歩んでいるように見えても
いずれは
離れ離れとなり
遠い光になって、消えていく

嵯峨信之得意のモチーフである。

人生は孤独に始まり孤独に終わる
そんな孤独の輪廻を描いている


が、その一つ一つの孤独にも
ぬくもりや微笑みの痕跡がある
と詩人は言いたいのであろう。


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小さな灯


人間というものは
なにか過ぎさつていくものではないか
対いあつていても
刻々に離れていることが感じられる

眼をつむると
遠い星のひかりのようになつかしい

その言葉も その微笑も
なぜかはるかな彼方からくる
二人は肩をならべて歩いている

だが明日はもうどちらかがこの世にいない

だれもかれも孤独のなかから出てきて
ひと知れず孤独のなかへ帰ってゆく

また一つ小さな灯が消えた

それをいま誰も知らない

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