So-net無料ブログ作成
検索選択
愛するもの ブログトップ
前の5件 | -

置手紙 その人の叫び [愛するもの]

先日、その人とすれ違った
すれ違い様、その人は「あっ」と叫んだ


その風貌は
あのブロンズモデルにそっくりだった


それは
はるか以前に聞いた
叫びと同じだった


顔を見なくても
声を聴いただけで
その人の気持ちは


わかる

痛いほど


そえゆえ
その人に気持ちを
伝えるべく


こうして
置手紙を続けるのである

タグ:置手紙
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:恋愛・結婚

孫に手をひかれ想うこと [愛するもの]

孫と遊ぶことがある
そういう歳なのだ


でも私は、自分からああしろとかこうしろとか言わない

孫が、こうしよう、ああしようと話かけてきたら
仕方がないふりをして
そうだね、そうだねと語る
つもりでいる


そういう私は
4歳の時に出会い
手をひいて身振り手振りで遊ぶしぐさをした
たった一度遊んだ幼馴染に


そう言われているような気がして
いつのまにか
孫の顔を眺めてしまう


そんな自分が
なんとなく照れくさく


妻に悟られぬために
何事もなく
平静を装ってしまうのである

タグ:幼馴染
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:恋愛・結婚

広いつばの帽子を被った女性のこと [愛するもの]

電車の優先席で、年代的には、ある女性のお母さんと思われる、広いつばの帽子を被った方を見かけたことがあった


年齢がほぼ一致、下車駅が彼女の実家のあるところだった
長い髪、髪の輝き、情熱的な唇、顔の骨格、帽子を被った雰囲気は瓜二つだった
親子二人とも髪の輝きが普通とまったく違うのだ

女優で言うと鰐淵晴子みたいな感じ
旭川出身の彫刻家、佐藤忠良作の「カンカン帽」を彷彿とさせた





帽子・裸婦.jpg



作品の制作年から逆算し
その女性が彫刻のモデルではないか
それくらい、雰囲気が似ていた



私は
その女性と
その昔のことを語り
食事するその姿とブロンズ像を重ね併せ
どんな帽子が好みかを聞き
いつかあのブロンズ像よりも、広いつばの帽子をプレゼントしたいと
秘かに思ったときがあったことを
ふと思い出した

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:恋愛・結婚

優子ちゃんの想い出 Part2 [愛するもの]

優子ちゃんは大学の同期生
今も独身

学生時代は当時の雑誌の表紙を飾った、キュートでかわいいタレントのそっくりさん

ある女の子を介して交際を勧められたことがある

脈があったのは確かだ
が、
何を考えている人かわからないという気がして
近づこうと思わなかった

しばらく恋愛沙汰から遠ざかりたい気持ちもあった

彼女は、卒業後、有名企業に就職、地元に残った
最初に配属となった職場の行事で、偶然再会

優子ちゃんは魅力的で
本来なら、そこでデートに発展するはずなのであるが
私は誘う気が起きなかった

あれから数十年たち
送られてきたメールを読み
会いたがっていることを知った

私は、自分の選んだ道を振り返り、自分の気持ちを正直に伝えた

彼女は会いにやってきた

いろいろ話をした

彼女は父のことをたくさん話した
父思いの子だった

私がある女性と結婚したその年
彼女は会社を退社、スペインに旅立ったことも知った
スペインでスペイン語を学んでいたそうだ

別れ際、私は記念の品を渡した
彼女は、今度会うのは40年後ね、と言った

私は、その意味を聞かず、そのまま別れた


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:恋愛・結婚

最期の思いやり [愛するもの]

余命いくばくもないある女性が、夫の再婚相手を募集するコラムを遺し、直後にこの世を去ったそうだ。


¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170314-35098063-cnn-int

「夫と結婚してください」 絵本作家ローゼンタール氏、コラム残し死去

CNN.co.jp 3/14(火) 13:53配信

(CNN) 間もなく妻を亡くす夫のために、結婚相手募集のコラムを執筆した絵本作家のエイミー・クラウス・ローゼンタールさんが13日、卵巣がんのため米シカゴの自宅で死去した。51歳だった。

ローゼンタールさんは米紙ニューヨーク・タイムズに今月上旬、「私の夫と結婚しませんか」というコラムを寄稿し、卵巣がんで余命わずかと診断されたことを打ち明けていた。

コラムでは、自分の死後、残される夫のジェイソンさんには新しい人と出会ってほしいという思いをつづり、「彼は恋に落ちやすい男性です。私の時も1日でそうなりました」と振り返った。

「9490日間、同じ家で共同生活をした経験に基づき、ここでジェイソンのプロフィルを紹介します」と記したローゼンタールさん。ジェイソンさんは弁護士で料理やペンキ塗りもうまく、何よりも思いやりのあるパートナーだとアピールしている。

「ジェイソンと一緒にもっと過ごしたい。子どもたちと一緒にもっと過ごしたい。木曜の夜はジャズクラブでもっとマティーニを飲んでいたい」

「でもそれはかなわない。私がこの惑星の人でいられる日は、多分あと数日しか残っていない」

「バレンタインデーに当たり、私が心から望むのは、誰かふさわしい人がこれを読み、ジェイソンに出会って、新しいラブストーリーが始まること」

ローゼンタールさんはそう書き残した。

友人で長年にわたって著作権管理を担当してきたエイミー・レナートさんは、最後のコラムについて「最も困難な状況で書かれた夫のジェイソンさんへのラブレターであり、夫と私たちすべてのための最高の贈り物だった」とローゼンタールさんをしのんだ。

¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶¶

逝ける妻の
夫への最期の思いやり
愛なしでは生きられない夫のために
妻は最期の力を振り絞り力尽きた

では、遺された夫は再婚するであろうか?
再婚できるであろうか?

私はしないと思う。


タグ:遺書
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:恋愛・結婚
前の5件 | - 愛するもの ブログトップ