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女の子の夢 進路の選択 [青春期]

卒業式が終わり
私は自分の気持ちの整理に取りかかった

やるべきことがそれしか思いつかなかったからだ

その女の子東京大学進学
私は浪人

彼女の夢はというと
私にはとうてい不可能な夢だった

別れは私から言いだしたことだった
私は
そんなに多くを望んではいなかった

また、今になって思えば
妻になる人に多くのことを望んではいなかった

だが、彼女たちは違った
それが去らざるを得ない原因になろうとは
彼女たちは思ってはいないはずである

私は努力はした
が、その一方で疲れたのだ

私が望んだことはもっと単純なことだった


タグ:卒業 進路
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駆け落ちして暮らしていた夫婦のこと [幼少期]

近所に、悪ガキの両親が間貸しする、安アパートがあった。
その安アパートに、当時、駆け落ちしてきたばかりの夫婦が暮らしていることを人づてに知った。

6畳一間のその部屋、日中は鍵もかけず、その夫婦は別々に働きに出ていた。
近所に、身元素性を隠し雇ってくれる工場がいくつかあった。
そういう場所があって、その夫婦は、そのアパートに住んでいたということになる。

ある時、我々悪ガキは、その部屋に忍び込むことに成功した。
なんと、そこには、交換ノートがあった。
互いの想いをノートに切々と綴っていたのである。

部屋には、家財と言えるものは何もなかった。
極端に言うとテーブルふとんと交換ノートだけ。
交換ノートは、二人の絆の象徴であり、家庭最大の財産だったのだ。

交換ノートの文面にはいろんなことが書いてあったように思う。
盗み見るのは悪いことであることは知っている。
が、ガキの私でもその文面から、彼らが他の平均的な夫婦よりは幸せであったことくらいは読み取れた。

私は、母にそういう夫婦が近所にいることについて、どう思っているのか聞いてみた。
母の話によれば、そういう人たちが世の中にたくさんいることを知っているようだった。

そのアパート、今は誰も住まない空き家となって放置されている。
建物自体は、その時のままである。

もちろん、駆け落ちして暮らしていた夫婦が、その後どうなったか、私は知る由もない。


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